おばQ 万博へ行く
おばけのQ太郎万博へ行くを
あるレコード雑誌の記事で みつけたのは
今から数年前の事でした。
毎日新聞の募集した万国博のテーマソングの
世界の国からこんにちは特集で
いろんな歌手の方が
その歌をレコーディングされていました。
ジャングル大帝の弘田三枝子さん・
坂本九さん・倍賞美津子さん・西郷輝彦さん
吉永小百合さん・そして仮面ライダーに出ていた
山本リンダさん・叶修二さん・
何年か あとに EXPO'70伝説
という本にそのジャケットが
すぺて掲載されていてびっくりしました。
音楽について興味のある方は
ぜひご覧になってください。
そのとき 何枚か ジャケットの写真が載っており
なんと ボニージャックスさんのレコードのB面に
あの おばQ万博へ行く を みつけたのです。
アンティークのレコード屋さんに尋ねましたが
絶対数が少なく 藤子不二雄さんの
マニアなどが昔からねらっていて
入手は かなり困難だと聞きました。
しらべると キングレコードの
なつかしアニメのベスト版に
復刻されていることがわかりました。
ところが これも なかなか
みつかりませんて゜した。
ところが ひょんなことに図書館で
それを発見しました。
それが左のジャケットです。
私は当時は三波春雄さんの
歌しか知りませんでした。
ライバルの村田英夫さんは
大阪新聞選定の万国博音頭て゜
対抗されています。
このエピソードは 因縁の対決として
別項にまとめました。
おばけのQ太郎の最初のアニメが
好評のうちに終了したのは
万国博の始まる約三年も前のことでした。
テレビでの放送は 終わりましたが
幼児や少年少女向けの
雑誌などでは あいかわらず
キャラクターの人気が続きました。
左の図は当時の小学館の学習雑誌です。
おばけのQ太郎が
エキスポランドとIBM館を訪れています。
IBM館では
子供むけの展示を用意していました。
それは将来的に子供達が 成長したときに
よりコンピューターに愛着を
持ってもらえるようにという考え方でした。
この企画は 子供達に 大好評でした。
その内容は 自分で 好きなように
漫画のストーリーを
組み立てられる というものでした。
キャラクターの選考結果は
次のような物でした。
かっぱの三平・鉄腕アトム・
いなかっぺ大将・モーれつア太郎・
そして おばけのQ太郎です。
左の写真の中で 電子ペンを持つ
少年の見ている画面のタイトルは
スポーツマンオバQ 大ハッスルです。
まず どの漫画にするのかを選びます。
つぎに そのキャラクターの
活躍するシーンをえらびます。
例えば スポーツのシーン・おとぎ話
・SF・妖怪登場・などが選択できました。
そう 当時は怪獣ブームが終焉し
妖怪に子供たちの興味が
移っていたのでした。
怪獣が その人気を取り戻すのは
翌年の宇宙猿人ゴリや帰ってきた
ウルトラマンが放送されるまで
待たなければなりませんでした。
主人公が選ばれ場面が選択されると
物語は始まります。
まず 画面が 四つに分かれます。
そして あなたは その四つのシーンから
主人公の行動を電子ペンで
選択するのです。
例えば主人公が 森の中で遊んでいると
イノシシが出てきます。
あなたが 選んだ主人公は 一生懸命逃げます。
ところが 崖に追い詰められてしまいます。
ここで あなたの選択が求められます。
イノシシと戦うのか
怖くて崖から飛び降りてにげるのかと いうように
ストーリーを組み立てていきます。
物語が完結するとプリンターから
手紙が出てきます。
その手紙にはあなたの作った
漫画のストーリーが載っていました。

インフォメーションセンターへ
電子ペンの
先には
スポーツマン
オバQ
大ハッスルの
字が読めます。
IBM館については
別項にて
エキスポランド
上空のオバQ
キングレコード
の復刻版